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東芝が11度目の優勝!―第76回JABA東京スポニチ大会― 社会人野球Express vol.2

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名門チームが17大会ぶりに栄冠をつかむ

 2022年社会人野球シーズンの開幕を告げる第76回JABA東京スポニチ大会(日本野球連盟関東地区連盟、スポーツニッポン新聞社主催、毎日新聞社後援)が3月6日から4日間、神宮球場、大田スタジアム、岩槻川通球場(さいたま市)を会場に行われ、東芝が17大会ぶり、ENEOSと並び最多タイとなる11度目の優勝を果たしました。東芝は10~11月に開催予定の第47回社会人野球日本選手権の出場権を獲得しました。
 大会は新型コロナウイルスの感染拡大のため一昨年は中止、昨年は無観客で行われましたが、今回は3年ぶりに観客を入れて実施されました。コロナ禍の影響でニチダイ、カナフレックスの2チームが出場辞退したものの、昨年の都市対抗に出場した10チームを含む計14チームが出場しました。
 4ブロックに分かれての予選リーグの結果、ENEOS、日立製作所、JR九州、東芝の4チームが決勝トーナメントに進出。準決勝では東芝がENEOSを3-2、JR九州が日立製作所を6-2でそれぞれ破り、決勝に進みました。
 決勝では東芝が一回、相手の守りの乱れから先取点を挙げると、二回には二塁打3本を含む5長短打を集中して一挙5点。抑えを務めた準決勝に続き1日2試合目の登板となった先発・吉村貢司郎投手が、落ちる変化球を効果的に使い被安打6で完封、6-0でJR九州に快勝しました。

IMG_8677b__medium.jpg (55 KB) 決勝で6安打完封の快投を見せた東芝・吉村投手

 最高殊勲選手賞は、5試合中3試合に登板し2勝を挙げた吉村投手が受賞。敢闘賞には4試合で7打点を挙げたJR九州の岩切貴弘選手が選ばれました。
 また前年の優勝チーム、三菱自動車倉敷オーシャンズは3戦連続無得点の3連敗で予選リーグ敗退。連覇の難しさを感じさせました。

 東芝・平馬淳監督 今年最初の大会で、若い選手が力を発揮してくれた。いい大会でした。(スポニチ大会の優勝は)僕の現役時代以来ですから、うれしいです。吉村は今年こそエースとして活躍してほしいという思いで出しましたが、いいピッチングをしてくれました。

 東芝・吉村貢司郎投手 優勝はうれしいですが、チームは都市対抗、日本選手権の優勝を目指しているので、ここからがスタートです。(最高殊勲選手賞は)一つ一つやってきたことの結果。まだ成長する部分はあると思うので、そこを詰めていきたい。

【表彰選手】
 最高殊勲選手賞=吉村貢司郎(東芝)
 敢闘賞=岩切貴弘(JR九州)
 首位打者賞=田中達朗(東芝、12打数6安打、打率5割)
 打撃賞=山田遼平(JR九州)
 新人賞=東怜央(日立製作所)、度会隆輝(ENEOS)