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ピッチクロック導入に向けてテストを実施 社会人野球Express41

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タイム計測を球場内に設置 残り時間を可視化

 スピードアップを目的に2023年シーズンから導入する投手の投球間隔(ピッチクロック)の規制に関連して、日本野球連盟(JABA)は17日、東京都内のグラウンドで時間を計測する「クロックボード(タイマー)」のテストを行った。

 今季から、投手がボールを受け取ってから投球動作に入るまでの時間が従来以上に厳しく制限される。走者がいない場合12秒以内に投球動作に入らなければ「ボール」を宣告されるのはこれまと同じ。しかし走者がいる場合は、20秒以内に投球動作を開始しなければ、1回目は警告、2回目から「ボール」となる。昨季までは2回目まで警告、3回目から「ボール」だったので1回分、厳しくなった。これに伴い、投球間隔を従来は二塁塁審がストップウォッチで計測していたものを、審判の負担軽減と投手自身が直接確認できるよう、球場内に残り時間を表示する「クロックボード」を設置することになった。

 この日は陸上競技やバスケットボール、ソフトボールなどで使用しているタイム計測の機器をバックスクリーン付近とバックネット裏などに設置。JABAの関係者らがマウンドやホームベース、ベンチ、バックネット裏などさまざまな場所から、計測機に表示される数字の大きさや見やすさを確認した。

JABA規則・審判委員会の堀井明副委員長は「クロックボードが設置されることで、審判はよりプレーに集中できる」とメリットを強調する。またJABAの谷田部和彦専務理事は「3月から大会は始まるので、なるべく早い時期に各地区にクロックボードを導入していきたい」と、急ピッチで進めていく意向を示した。【毎日新聞社野球委員会・安田光高】