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大阪府野球連盟春季大会で7イニング制を実施 社会人野球Express45

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試合時間90分も

社会人野球シーズが到来し、一部の大会で実証実験として「7イニング制」の試合が実施されている。試合内容を濃密かつスピーディーなものとし、社会人野球の価値を高めることが「7イニング制」の目的。今季は北海道から九州まで全国9地区の約40大会で予定されている。都市対抗や日本選手権につながる大会は対象外となる。

実証実験の舞台となった大阪府野球連盟春季大会。大阪府枚方市のパナソニックベースボールスタジアムで開幕した19日、日本生命が8-0で履正社ベースボールクラブに勝ったカードが1時間半で終了するなど、多くの試合が2時間を切った。20日に行われたNTT西日本-八尾ベースボールクラブの2回戦はNTT西日本が3-0で勝ち、試合時間は1時間39分だった。NTT西日本の河本泰浩監督は「体感としてはあっという間。継投がこれまで以上に鍵を握る。ビッグイニングを作られると、追い上げるのが難しくなる。そういう意味で緊張感はある」と感想を語り、番狂わせが起こりやすくなると予想する。

また、従来は五回終了後に行っていたグラウンド整備が四回終了後に前倒しされるなど運用面での変化も見られた。

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=四回終了後にグラウンド整備する選手ら

7イニング制」を実施する大会では、チームや観客にアンケートを実施する予定。大阪府野球連盟春季大会を視察したJABAの谷田部和彦専務理事は「試合時間は確実に短縮されている。社会人野球の価値向上につながるか今後行われる複数の大会を見てしっかり検証していく」と話していた。【毎日新聞社野球委員会・安田光高】