名門復活へ　梶田新監督が初Ｖ！

　第44回ＪＡＢＡ日立市長杯選抜野球大会（日本野球連盟関東地区連盟主催）が４月16日から５日間、16チームが参加して日立市民球場などで行われ、日本生命が決勝でＳＵＢＡＲＵを破り、初優勝を果たしました。日本生命は10～11月に京セラドーム大阪で開催予定の日本選手権への10大会連続38回目の出場権を獲得しました。

　４ブロックに分かれて予選リーグを行った結果、東芝、ＳＵＢＡＲＵ、日本生命、日本製鉄鹿島が決勝トーナメントに進出。準決勝ではＳＵＢＡＲＵが４－２で東芝、日本生命が６－４で日本製鉄鹿島を、それぞれ破りました。

　決勝はＳＵＢＡＲＵが一回に３点を先取しましたが、日本生命は三回に反撃。２死一、二塁から早野僚馬選手の適時打で１点を挙げると、さらに死球で満塁から皆川仁選手の走者一掃の二塁打で逆転。四回にも立松由宇選手のソロ本塁打で追加点を挙げ、小刻みな継投でＳＵＢＡＲＵの反撃を１点に抑えて、５－４で逃げ切りました。決勝でも３安打を放ったルーキー・藤本舜選手（中部学院大）が大会の首位打者に輝きました。

日本生命の４番手で登板し３回無失点と好投した喜多川省吾投手

　日本生命は都市対抗で優勝４回を誇る名門チームですが、昨年の都市対抗では近畿２次予選で敗退し、３大会ぶりに本大会出場を逃しました。昨秋には長年ヘッドコーチを務めた梶田茂生さんが新監督に就任。主要ＪＡＢＡ大会初采配で見事に結果を出しました。

　表彰選手は以下の通りです。

◇最高殊勲選手賞　皆川仁外野手（日本生命）

◇敢闘賞　　　　　阿部博光投手（ＳＵＢＡＲＵ）

◇首位打者賞　　　藤本舜外野手（日本生命＝14打数10安打、打率７割１分４厘）