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三菱重工Westが2大会連続の優勝!―わかさ生活第72回JABA京都大会 社会人野球Express vol.11

三菱重工Eastとの同門対決を制す

 わかさ生活第72回JABA京都大会(日本野球連盟近畿地区連盟、毎日新聞社主催)が4月25日から5月2日までわかさスタジアム京都などを会場に行われ、三菱重工Westが2大会連続2回目の優勝を飾りました。三菱重工Westは10~11月に京セラドーム大阪で開催予定の日本選手権に5大会連続26回目の出場権を獲得しました。最高殊勲選手には決勝を含め2勝を挙げた三菱重工Westの新人右腕・竹田祐投手(明治大)が選ばれました。
 4チームずつ4組に分かれた予選リーグは三菱重工West、日本製鉄広畑、セガサミー、三菱重工Eastが各組1位となって決勝トーナメントに進出。準決勝は三菱重工Westが6-1で日本製鉄広畑を、三菱重工Eastが延長11回の末に2-1でセガサミーを、それぞれ破りました。
 同じ三菱重工同士の“東西対決”となった決勝は、Westが一回、和氣暉親選手の本塁打と藤原隆蒔選手の適時打で2点を先取すると、Eastも二回に龍幸之介選手がソロ本塁打。その後は両チーム投手陣が好投し、互いに得点が入らないまま最終回へ。Eastは先頭の中山遥斗選手が三塁打を放って絶好の同点機をつかみましたが後続がなく、Westが1点差で逃げ切りました。
 表彰選手は次の通りです。
 ◇最高殊勲選手賞 竹田 祐投手(三菱重工West)
 ◇敢闘賞     長島 彰投手(三菱重工East)
 ◇首位打者賞   平野智基捕手(三菱重工East=13打数7安打、打率5割3分8厘)

三菱重工Westの竹田投手2.JPG (369 KB)

 決勝に先発、7回を投げ被安打2、失点1と好投した竹田投手(三菱重工West)

◆大阪ガス・河野投手が公式戦初黒星
 大会初日の25日、大阪ガスのエース、河野佳投手が予選リーグの三菱重工East戦で、入社3年目にして公式戦初の敗戦投手となりました。昨年は最多勝利、最優秀防御率、ベストナインと社会人野球「投手3冠」に輝く大活躍を演じた河野投手ですが、この日は三回に先取点を奪われると、六回には3安打を集められて2点を失い、この回途中で降板しました。「投球テンポが悪かった。(好調時に比べ)状態は60~70%」と話した河野投手。スタンドにはプロ各球団のスカウトらが多数観戦しており、注目度の高さを証明しました。
公式戦初黒星を喫した大阪ガスの河野佳.jpg (401 KB)公式戦初黒星を喫した大阪ガス・河野投手
◆スタジアムをボールパークに
 わかさスタジアム京都が30日、「ボールパーク」に変身しました。球場前広場にティーボール2台、ストラックアウト(数字板の的当て)2台を設置し、キッチンカー2台も来場。京都明徳高ダンス部による演技も披露されたほか、試合前グラウンドでは京都府の中学生硬式野球チーム選手約70人を対象に野球教室を開き、石井章夫・社会人日本代表監督らが指導。土曜日とあって多くの家族連れなどでにぎわいました。

京都大会雑感1.JPG (735 KB)ストラックアウトを楽しむ親子連れ