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都市対抗2次予選に応援団が復活 東京では3年ぶり 社会人野球Express vol.17
=3年ぶりに復活した鷺宮製作所の応援団
社会人野球の「華」 熱戦を後押し
第93回都市対抗野球大会2次予選は連日、各地区で行われ、本大会出場チームが決まっています。今年は各地区の予選に社会人野球の「華」と呼ばれる応援が3年ぶりに復活。熱い応援でチームを鼓舞し、東京ドームへの切符をかけた戦いにも「日常」が戻りつつあります。
6月1日に東京・大田スタジアムで行われた東京都2次予選の第1代表決定戦。一、三塁側のスタンドには鷺宮製作所、セガサミーの多くの応援団が詰めかけ、声出し人数の制限など一定のルールのもと、吹奏楽の演奏に合わせてチアリーダーがダンスを披露、チームを激励しました。
=セガサミーのチアリーダー =鷺宮製作所の応援団員
個別や少人数で応援練習 2年ぶりのブランク埋めた鷺宮製作所
この日、2年ぶり16回目の本大会出場を決めた鷺宮製作所の岡崎淳二監督(49)は応援の復活について「ベンチで演奏を聴きながらリズムを取っていました。やっと都市対抗らしい感じになってきた」と歓迎していました。
応援団も思いは同じです。鷺宮製作所の応援団長を務める林慎治さん(46)は「やっと応援できるようになり、結果も出て良かった」と感慨深い様子でした。東京都2次予選では過去2年間、応援は禁止されていたため、鷺宮製作所の応援団は2年間のブランクがありました。2次予選に向け今年3月から、応援の経験のある入社4年目の社員を中心に体験入団会を開き、新たな応援団員を募集。新型コロナウイルスの感染予防のため、個人や少人数での練習を重ねてきました。
応援団歴13年目の林さんは「全体練習ができない中で2次予選では試合を重ねるごとに良くなっていった。東京ドームでも選手の背中を後押しできるような応援団を作っていきたい」と意気込んでいます。
【毎日新聞野球委員会・安田光高】