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球春到来 東京スポニチ大会が6日開幕 社会人野球Express43
=昨年優勝した東芝
連覇目指す東芝は2年目右腕・粂がキーマン
社会人野球のシーズン到来を告げる第77回JABA東京スポニチ大会(JABA関東地区連盟、スポーツニッポン新聞社主催、毎日新聞社後援、アサヒビール株式会社協賛)が6日開幕する。関東地区連盟の8チームと、他地区連盟8チームの計16チームが出場し、神宮球場、大田スタジアム、等々力球場、浦安市運動公園の4会場で9日までの4日間にわたり熱戦を繰り広げる(雨天順延)。
16チームは4ブロックに分かれ、予選リーグで総当たり。各ブロック1位の4チームが最終日に準決勝と決勝を戦い、優勝チームを決める。
各チームとも昨秋以降、新しい体制に移行して開幕ダッシュを目指している。昨年、17大会ぶり11度目の優勝を飾った東芝は、最高殊勲選手賞に輝いた吉村貢司郎投手がドラフト1位でヤクルトに入団。大黒柱が抜けたが、2年目の右腕、粂直輝投手が150キロ近い速球を武器に安定感を増し、連覇のキーマンとして期待される。
=慶応大からトヨタ自動車に入社した増居と早稲田大から東京ガスに入社した中川
昨年の日本選手権優勝チーム、トヨタ自動車には細川拓哉(東北福祉大)、増居翔大(慶応大)ら大学球界のエース級投手が加入。よりパワーアップして第72回大会以来5大会ぶりの優勝を目指す。大阪桐蔭高時代に春夏連続甲子園優勝を果たし、早稲田大でも主将としてチームを牽引した中川卓也内野手は、一昨年の都市対抗で優勝した東京ガスに入社し、社会人としてスタートを切る。
=きらやか銀行時代の小島。今季からTDKでプレー
このほか、休部した山形市のきらやか銀行からはエースの小島康明投手がTDK、大向勇成捕手がエイジェックに移籍。新しいユニホームでの活躍を誓う。【毎日新聞社野球員会・中島章隆】
各ブロックのチームは次の通り。
【Aブロック】東芝、エイジェック、TDK、王子
【Bブロック】東京ガス、SUBARU、トヨタ自動車、アスミビルダーズ
【Cブロック】日本製鉄かずさマジック、三菱重工East、NTT西日本、Honda熊本
【Dブロック】Honda、鷺宮製作所、ジェイプロジェクト、JR西日本
日本選手権出場が懸かるJABA大会の日程は次の通り。