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日本代表新監督に川口朋保氏 初の実戦は12月のアジア選手権 社会人野球NOW vol.8

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 7年にわたり社会人日本代表監督を務めた石井章夫氏の後任となる新監督に、元三菱自動車岡崎監督で日本野球連盟アスリート委員会副委員長の川口朋保氏(52)が就任した。任期は2026年9月に開幕する「第20回アジア競技大会」(愛知)まで。12月3日開幕の「第30回BFAアジア野球選手権」(台湾・台北)が、代表監督として初めての実戦になる。石井氏は「第19回アジア競技大会」(中国・杭州)で任期を終え、退任した。【毎日新聞社野球委員会・栗林創造】

 川口新監督は10月20日、東京都内で報道陣の取材に応じ、12月のアジア選手権に向けて「試合をするのだから当然、勝たなくてはならない。目指すところは金メダル」と述べ、3年後のアジア大会については「地元開催でもあり、結果で恩返ししたい」と意欲を語った。

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「選手が安心して挑戦できるチーム作りを」

 「石井監督が取り組んできた、社会人野球の価値を高めるための取り組みを継続したい」と話した川口新監督は、どんなチーム作りを思い描いているのか。

 川口新監督は「日本の特長である投手を中心とした守備力は、世界のレベルで通用する。課題はバッティング。いかに点を取るかだ」としたうえで、「野球の魅力はボールを遠くに飛ばすこと。投手の場合は速い球を投げること。選手個々に対し、そこは求めてゆきたい」と話した。

 さらに、連盟のブランドスローガン「JABA FAIR AND SQUARE -正々堂々と。-」に触れつつ「『正々堂々』を体現できる選手が、ジャパンに選ばれるメンバーだと思う。自分を成長させることを選手に求め、選手が安心して挑戦できるチーム作りを目指したい」と基本的な考えを明らかにした。

 

■経歴■

かわぐち・ともやす 1971年生まれ。和歌山市出身。和歌山県立桐蔭高校、明治大学を経て、94年4月、三菱自動車工業に入社。2000年10月まで三菱自動車岡崎で内野手として活躍。マネジャー、コーチを経験し、05年に監督就任。09年に退任するまで三菱自動車岡崎を4度、都市対抗に導いた。