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【GRAND SLAM PREMIUM241】第78回東京スポニチ大会は3月9日に開幕!! C・Dブロックの新戦力を紹介

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 3月9日に幕を開ける第78回東京スポニチ大会に出場する16チームのうち、今回はC・Dブロック8チームの新戦力を紹介しよう。なお、A・Bブロックの新戦力は以下でレポートしている。

【GRAND SLAM PREMIUM240】第78回東京スポニチ大会は3月9日に開幕!! A・Bブロックの新戦力を紹介

[Cブロック]

 3月9日の開幕日に、神宮球場の第3試合に登場する鷺宮製作所は、7名の新人を採用した。竹丸和幸(城西大出)は、ストレートとチェンジアップのコンビネーションが持ち味のサウスポー。山越健司(拓殖大出)は、右サイドハンドからキレのあるストレートとスイーパーを繰り出す。木村樹生(平成国際大出)は本格派右腕で、三振を奪えるパワー・ピッチングに注目したい。

 西浦謙太捕手は、筑波大で四番を務めた技量と主将を担った人間力でさらなる飛躍を目指す。大井光来捕手は、東北福祉大で身につけた投手やチームを勝たせるインサイドワークを社会人でも発揮したい。中島優仁内野手(日本体育大出)は、俊足のスイッチヒッター。花﨑成海内野手(日本大出)は、四番も経験したパンチ力で定位置争いに参戦する。

 今季をいい形で滑り出したい日本製鉄東海REXは、日本製鉄鹿島から右腕の葛谷拓巳が転籍。さらに、8名のルーキーも加入した。奥田春人(星城大出)は右サイドハンドの技巧派で、大胆な投球が魅力だ。徳永敦哉(横浜商科大出)は、連投できるタフさを武器にリリーフで存在感を発揮するか。

 宮坂愛斗内野手は中部学院大で四番に座り、昨年は大学選手権と神宮大会を経験した。吉村慶佑内野手(横浜商科大出)も、長打力を秘めたバッティングで勝利に貢献する。岡田光輝外野手(中京大出)は、勝負強さでレギュラーを狙う。宮本涼太(東洋大出)は、パンチ力をアピールして1年目から外野の一角に食い込みたい。勝盛直樹外野手(神奈川大出)は、攻守にわたって俊足をスピードを生かすタイプだ。そして、斉藤勇人外野手(明治大出)は粘り強さでチャンスをものにする。

 開幕日に等々力球場の第3試合に臨む日本通運のニューフェイスは5名。冨士隼斗は、平成国際大3年秋の関東学園大戦でノーヒットノーランを達成した右腕。威力のあるストレートで魅せる。オーストラリア出身のジャクソン海は、各世代でオーストラリア代表に選ばれてきた実力を、仙台大でもしっかりと伸ばした右腕だ。

 島村大樹は、上武大でベストナイン2回の遊撃手。打力もあり、指名打者での出場も考えられる。近岡英訓(明治学院大出)は、ポテンシャルの高さに着目された内野手。じっくりと力をつけて勝負する。佐々木優征外野手は、東日本国際大3年春に首位打者と盗塁王に輝いた左打ちのシュアな打撃で勝利に貢献したい。

 10年ぶりに全国の舞台に立ちたいニチダイには、6名のルーキーが加わった。中上 仁は、近畿学生野球連盟2部の大阪工業大出の右腕。キレのいいボールで実戦派と評されている。小倉甲子朗(日本文理大出)は、スムーズな重心移動から低目に集めるサウスポーで、昨年の大学選手権でも登板している。松吉颯生は、大垣日大高2年夏に甲子園を経験し、愛知東邦大では主将も務めた司令塔。4年秋には満塁弾を放つなど、2位躍進の原動力となった。

 塚本大夢は智辯学園高3年夏に甲子園の土を踏み、同志社大ではショート以外の内野をそつなくこなす守備力と粘り強い打撃で活躍した。パンチ力を高めて定位置獲りを狙う。西尾将毅はバットコントロールに長けた打撃で、龍谷大2年秋には打率.303でリーグ優勝に貢献した。外野守備でも打球判断に優れ、社会人でも飛躍を目指す。東門寿哉は日本文理大のリードオフで、昨年の大学選手権一回戦では3安打2打点と活躍した。外野の一角に食い込めるか注目だ。

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鷺宮製作所のフレッシュメン。前列左から、竹丸和幸投手(城西大出)、山越健司投手(拓殖大出)、木村樹生投手。(平成国際大出)。後列左から、

西浦謙太捕手(筑波大出)、大井光来捕手(東北福祉大出)、中島優仁内野手(日本体育大出)、花﨑成海内野手(日本大出)。【写真=真崎貴夫】

 

[Dブロック]

 このブロックの4チームは、2日目の3月10日から優勝を目指す。等々力球場の第2試合に登場する日立製作所の新人は6名だ。北爪 魁は、筑波大で投球術を磨いた右腕。今後の成長が期待される。山田怜卓(白鷗大)は、昨年の大学選手権でベスト4進出の原動力になった右腕だ。長身左腕の和久井達也(東海大出)は、クセのあるボールで勝負する。

 森 球紀は、東海大3年秋にベストナインを獲得した一塁手。思い切りのいいバッティングで台頭したい。谷内優斗は、国際武道大で四番を務めた三塁手。左打ちの打撃は勝負強い。吉川海斗外野手は、慶應義塾大4年時に神宮大会で優勝。ファーストもこなし、さらに打力を磨いてスタメンに名を連ねる。

 日立製作所が林 治郎監督の初陣なら、峯岡 格監督が初の公式戦に臨む大阪ガスには、4名のイキのいい投手が入社する。江越永輝は、九州産業大4年春に4勝をマークしてベストナインに輝いた右腕。本間悠貴は、抜群のコントロールで天理大4年秋に最優秀選手賞と最優秀投手賞を手にしたサウスポーだ。

 執行大成(関西学院大出)は、回転のいいストレートと豊富なスタミナが持ち味のサウスポー。秋山功太郎は広陵高3年春の甲子園で選手宣誓の大役を務め上げ、青山学院大では主にリリーフで腕を磨いた右腕だ。

 16チーム中最後の対戦は、等々力球場の第3試合。今季から東京都で活動するHondaの新人は4名。村上滉典は、筑波大4年春に防御率1.37でベストナインを獲得した左腕。投球動作を分析し、技術を高めてきた。磯貝和賢(中京大出)は、150キロ超のパワフルなストレートを投げ込む右腕。今大会でのデビューはあるか。

 金城龍彦(現・巨人コーチ)を父に持つ金城飛龍(東海大出)は、165cmと上背には恵まれていないもののパンチ力ある打撃が持ち味。俊足を生かした外野守備もいい。右田稜真外野手は、亜細亜大1年秋にベストナインを獲得した。パワフルな打撃に磨きをかける。

 そして、JR東日本東北にも6名のルーキーが加わった。早坂一希は東日本国際大4年秋に4勝を挙げ、最優秀投手賞と最多勝利投手賞を手にした左腕。谷村 然(慶應義塾大出)はコントロールとテンポがよく、多彩な変化球を駆使する右腕だ。

 浦林祐佑は、亜細亜大4年時に春秋ともベストナインに選出された遊撃手。打力アップで定位置獲りを目指す。また、古山慎悟も亜細亜大出で、長打力を備えたバッティングが自慢の外野手だ。橋本吏功は、東洋大でベストナインを2回獲得した外野手。シュアな打撃で活躍したい。野本壮大外野手(中越高出)は、将来は四番も狙えるという打力をどこまで磨き上げられるか楽しみな逸材だ。

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大阪ガスのルーキーはすべて投手。左から、江越永輝(九州産業大出)、本間悠貴(天理大出)、執行大成(関西学院大出)、

秋山功太郎(青山学院大出)。【写真=藤岡雅樹】

 

【取材・文=横尾弘一】

 

※次号は、第78回東京スポニチ大会終了の翌日12:00にリリースします。

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紙版(左)、電子版(右)とも、どうぞよろしくお願い致します。