第95回都市対抗野球大会九州地区予選は大会第5日の5月29日、沖縄セルラースタジアム那覇で第一代表決定トーナメント準決勝2試合と、Agreスタジアム北谷で第二代表決定トーナメント2回戦2試合が行われ、浦添市・沖縄電力と福岡市・KMGホールディングスが第一代表決定戦進出を決めました。

▽那覇
・七回表からの継続試合となった浦添市・沖縄電力vs大津町・Honda熊本の試合は、沖電2-0で再開後、Honda熊本が八回表に古寺の内野安打で1点を返したものの、最終回無死一塁の場面で、前進守備の沖電・田場が好守備でダブルプレーをもぎ取り、Honda熊本の追撃をかわして地元開催での第一代表決定戦進出を決めました。

【勝利の二飛をキャッチする沖縄電力・知念】

・KMGホールディングス vs 西部ガスは、初回にKMGが田中の立ち上がりを捉え、一挙4点を先制。その後も得点を重ね、八回には主将・宮木の三塁打、仁木の中前打でダメ押し。投げては先発・木下が最速155km/hの速球を主体に西部ガス打線に的を絞らせず八回1失点の好投。投打がかみ合ったKMGが"福岡市対決"を制しました。

【八回1失点の好投をみせたKMGホールディングス・木下】

第一代表決定戦は5月31日(金)13時から沖縄セルラースタジアム那覇で行われます。

▽北谷
・継続試合となった敗者復活トーナメント2回戦、北九州市・JR九州 vs 熊本市・熊本ゴールデンラークスの試合は、1-1の同点六回表無死二、三塁から再開。直後に満塁となり、熊本GLが槇のタイムリーで勝ち越し。JR九州は八回、吉田のホームランで追いつき延長タイブレークに。走塁死などで1点止まりだった熊本GLに対し、JR九州は最後は是枝がサヨナラ安打を放ち、Honda熊本が待ち受ける3回戦へと進みました。

・福岡市・沖データコンピュータ教育学園 vs 宮崎市・宮崎梅田学園の試合は、3-0と宮崎梅田学園がリードしたまま終盤へ。沖データCKGは六回に相手の失策、暴投で2点、八回にも相手の悪送球の間に1点を追加し3-3の同点に追いつきますが、宮崎梅田学園は九回、先頭の本村が二塁打で出塁後犠打で三塁へ。２つの申告敬遠で一死満塁となり、最後は死球で押し出しサヨナラ。劇的な幕切れで次戦へと駒を進めました。

大会第6日の5月30日(木)からは沖縄セルラースタジアム那覇のみで試合が行われ、第6日は第二代表決定トーナメント3回戦2試合が行われます。

【大会第6日(5月30日)の試合予定】
▽第二代表決定トーナメント3回戦
10:00 Honda熊本 vs JR九州
13:00 宮崎梅田学園 vs 西部ガス