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クラブチームしか勝たん!② 広島鯉城クラブ
企業チームと並び、社会人野球を支える大きな柱がクラブチームです。日本野球連盟(JABA)には、全国で250を超えるクラブチームが加盟し、活動しています。
集まった目的も、選手たちの背景もそれぞれですが、白球を追う熱い思いは同じ。
そんな全国の仲間を紹介していくコーナー「クラブチームしか勝たん!」。
第2回は広島県広島市に本拠地を置く広島鯉城クラブです。
広島鯉城クラブ(広島県広島市)
★創部年
2000年
★部員数
30人
★通常の練習スケジュール
土日でグランドが確保出来た時間に合わせて練習しています。場所は広島市近郊(呉市、東広島市)が多いです。
見学は、事前に連絡をいただければどなたでも可能です。
★チームの目標
支えてくれる仲間や家族、職場の方々の理解と協力があるからこそ、今も野球が続けられているという事を忘れず、「野球が好き」を原動力に、硬式野球が出来ることへの感謝の気持ちを持ち、仲間と一球を大切にする野球をしていきたいと考えています。無いものねだりや出来ない理由を探すより、今あるものや創意工夫で“できるかも”“やってみよう”とポジティブに挑戦するチームでありたいと思っています。
「広島鯉城クラブで野球をした事がその選手の人生において、大切な何かに気づく、見つけるキッカケになってくれればいいなーと思いながら、日々奮闘しています」(戸野幸子部長)
基本的な身体作りのトレーニングに皆で取り組む=写真
★チームの特色、アピールポイントを教えてください
当部は「広島鯉城リトルシニア」というリトルシニアのOBが、高校や大学卒業後に就職等で地元へ帰ってきた際、野球を出来る環境がなかったことをきっかけに、当時のリトルシニアの役員が代表となり結成されたチームです。
創部以来、同好会型のクラブチームとして活動を続けてきています。活動を続けてこられたのには、広島県内や近隣県の他チームさんからの支援があったからです。グランドや道具の保管場所の提供など今も多くの支援をしていただいています。他のチームに支えていただきながらチームとして存続できているのも、当部ならではの特長ではないかと思います。広島県野球連盟と他チームさんには本当に感謝の気持ちで一杯です。
そんな横のつながりから、過去には広島県内の廃部になった企業チームのOBをまとめて引き受けるなど、少し変わった経歴も持っています。現在は、16歳から42歳までと親子ほど歳の違う選手が和気あいあいと活動しています。
近年では、
⚪︎高校生選手を受け入れ、大学合格後は大学野球部へ入部する
⚪︎指導者を目指していた大学生選手(大学4年間当部に所属)が卒業と同時に教員として母校(高校)の野球部指導者として採用される
⚪︎大学4年間、当部で活動した選手が四国アイランドリーグへ採用される
……など、選手の野球人としての活動の幅も広がってきています。
創部当時から変更していないホームユニフォームが「気が遠くなりそうな程ダサい」と選手から苦情が出ていますが、戸野部長は「気に入っているので変えません!」
練習終わりには監督をはじめ、みんなで道具片付け=写真
★その他
「企業チームに比べ圧倒的に試合数が少ない中で『1試合でも多く試合をしよう』と昨年(2021年)より広島県内のクラブチーム有志で総当たりによる大会を共同開催しています。選手のレベル・モチベーション・知名度をアップさせ、野球人を増やそうと企んでいます。
クラブチームあるあるだと思うのですが、転勤等で選手がチームを離れる際、選手のなかには新任地でも野球を続けたいと考えながらも転居等のタイミングなどが合わず野球から離れてしまう事があるのが勿体ない!と感じています。クラブチーム同士で、事前に受け入れなどの相談ができるような仕組み(転籍希望者の掲示板的なもの)ができればいいな、と思っています」。(戸野部長)
★チームのホームページ
https://hiroshimarijyoclub.wixsite.com/website
(入部や対戦の申し込みもこちらから)
次回は横浜中央クラブ(横浜市)です!