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社会人日本代表候補合宿が初の2カ所で開催 社会人野球Express vol.21

 

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 =NTT西日本とのオープン戦で満塁本塁打を放った福永

来年のアジア大会を見据えて40選手が参加

 来年に開催が延期されたアジア大会(中国・杭州)に向けた社会人野球日本代表候補の合宿が6月末から7月初めにかけて、東京、関西でそれぞれ行われた。代表合宿を東西2カ所に分けて実施するのは初の試み。
 分散開催は、各選手の移動の負担を減らすなどの狙いがあって導入。東西それぞれ20選手が参加した。

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=先発した船迫

代表入りへ各選手がアピール

 7月1日には、京都府内でNTT西日本とのオープン戦を実施し、1010で引き分けた。先発した右横手投げの船迫大雅(西濃運輸)は2回3失点。スピン数の高い直球はキレがあったものの、スライダーの曲がりが甘く、失点を重ねた。だが、代表合宿での手応えは十分、感じている。「初めて計測したのですが、登板前と登板後で大きく握力が落ちている。改善に向けて取り組みたい」と振り返る。
 野手で気を吐いたのは、船迫同様にドラフト候補にも名前が挙がる右の強打者・福永裕基(日本新薬)。二回に豪快な満塁本塁打を放ってアピールしたが、本人が収穫ととらえたかねてから課題となっている遊撃の守備面。北村祥治(トヨタ自動車)に併殺を狙う際のステップなど動きの基本を教わったという。「代表合宿は人生初だけど、大いに勉強になった」と話す。

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=代表候補選手の動きを見るスタッフら

 選手たちの動きを観察した石井章夫監督は、アジア大会の開催が1年延期になったことを踏まえ「正直、今年がピークの選手もいるが、そこは冷静に判断していきたい」と選考についての考えを語った。【毎日新聞運動部・岸本悠】